ソマリ

ソマリ(Somali)は、ネコの品種のひとつ。アビシニアンの長毛種(ロングヘアード・アビシニアン)とも言われる。原産国はイギリス。

特 徴

原種はアビシニアンである。アビシニアンで時々産まれる毛の長い種類を交配させてたもので、新種の猫の中で、非常に人気の高いもののひとつである。 頭は緩やかなV字型。長い体毛と狐のようなふさふさとした尾が特徴で、体格はアビシニアンと同じく筋肉質である。被毛はダブルコートで、1本の体毛が濃淡の縞模様になっている。これをティッキングといい、光の加減で色味が変わって見える。毛色はレッド、ルディ、ブルー、フォーンがある。目は大きく、アーモンド形で、色はゴールド、グリーン。また鳴き声がとても美しく、「鈴を転がしたような声」と言われている。

性 格

アビシニアンから生まれたためか、長毛種にしては犬のように人懐っこく活発な性格をしている。また、周囲との協調のとれる利口な猫であると言われる。
一方、環境の変化に敏感で人見知りしやすい傾向もあり、騒音なども苦手とする神経質な面も見受けられる[1]。

― 引用 ― 「ソマリ (ネコ)」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2013年12月2日 (月) 03:39 UTC Wikipedia を参照

スコティッシュフォールド

スコティッシュフォールド(Scottish Fold)は、イギリスにその起源を有する猫の一品種。スコットランドで発見された突然変異の猫の個体から発生したこの品種は、折れ曲がったその独特の耳を何よりも際立った特徴としている。

歴史

スコティッシュフォールドのその歴史は、1961年にスコットランドの中部に位置するテイサイドという地域の農家に生まれた一匹の白猫に始まった。スージーと名付けられていたこの雌猫は、この農場に生まれた他の猫らと違い、その誕生からどれだけの月日が流れても耳が立たないままであった。成長したスージーはやがて1963年に至って複数の子を産んだ。そしてそれらの子猫の中にスージーのそれと同様の折れ耳を持つ個体が発見されたのである。かくしてこの特有の折れ耳が遺伝するものであるということが確認されるに至り、この「折れ耳猫」の計画的な繁殖の歴史が始まったのであった。

スージーに同じく雌であったその子猫は、ウィリアム・ロスとメアリー・ロスという夫妻のもとへと引き渡されたうえで、スヌークスと名付けられた。スヌークスはブリティッシュショートヘアの雌と交配し、その雌は雄の白猫を出産した。スノーボールと名付けられたその子猫は地元の展覧会へと出陳されるなどした。

やがてスージーの誕生からちょうど10年目にあたる1971年に、数匹の「スコットランドの折れ耳猫」が、メアリー・ロスの手によって、ニール・トッドという名のアメリカ合衆国の遺伝学者のもとへと移送された。それからというもの、米国の地にあって、ブリティッシュショートヘアとアメリカンショートヘアとを用いた品種改良が続けられた「スコットランドの折れ耳猫」は、1994年に至って「スコティッシュフォールド」という名を受けたうえで、一猫種としての完全な公認を獲得したのであった。

特 色

「折れ曲がり」を意味する英語の「フォールド」という名が説明するように、なによりの特色はやはりその特有の、前方に折れ曲がりながら垂れた耳である。加えて短めの首や丸い顔、丸みを帯びた小柄な身体も独特のものであるとされている。「耳の先に触れることなしに頭上に手を乗せることのできる唯一の猫」でもあり、小さく折り畳まれた耳に大きな眼という特徴から、その外観は「フクロウのよう」などと形容されることがある。

― 引用 ― 「スコティッシュフォールド」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2014年11月15日 (土) 03:17 UTC Wikipedia を参照

ロシアンブルー

ロシアンブルー(英語:Russian Blue / ロシア語:Русская голубая кошка)は、猫の品種の一つ。

歴 史

ロシアンブルーの起源については諸説あるが、ロシアが原産の自然発生種であると言われている。以前の別名に、アルハンゲルキャット(英語でアークエンジェルキャット)があり、これはロシアのアルハンゲル島を起源とする説、あるいはロシアの港アルハンゲリスクからイギリスや北欧に連れて来られたという説に基づく呼び名である。他の別名として、フォーリンブルー、スパニッシュキャット、マルティーズキャットがあり、20世紀初頭まで、アメリカではマルティーズキャットとして知られていた。1875年にイギリスのクリスタル・パレスで行われたキャットショーの際には、アークエンジェルキャットとして出場している。

ロシアンブルーは、18世紀中頃にイギリスや北欧に伝えられ人気を得たが、第二次世界大戦中に数が減り、絶滅の危機に陥った。そこで、イギリス、アメリカ等においてブリティッシュ・ブルーとシャムネコの交配により回復が図られ、かつてのロシアンブルーの姿を取り戻すことができた。このため、現在のロシアンブルーの原産地はロシアではなく、イギリスとされることもある。

特 徴

短毛種であり、毛の色はブルー(猫の場合、グレーの被毛を指す)によるソリッド・カラー。また尻尾にゴースト・タビーが見られることもある。アイカラーはグリーン、目の形はラウンド型、体形はフォーリン・タイプである。近年、ブラック、ホワイトなどのブルー以外の色、ネベロング(長毛のロシアンブルー)と呼ばれる猫種が登場してきているが、ロシアンブルーという猫種としては認可されていない。

以下の特徴については、現在スタンダードとして認められているロシアンブルーについて記す。

性 格

しばしばロシアンブルーは、「犬のような」性格の猫だと言われる。これは、一般的に気ままで忠誠心が薄いと認識されがちな猫の中でも、主人に忠実な性格を持つことによる。ロシアンブルーは飼い主と認めた相手には献身的な愛情を持つが、人見知りが激しくシャイで神経質な面があるため、見知らぬ人間には警戒心を示し、慣れるのに時間がかかる場合がある。以前この猫によく見られた必要以上に神経質な性質は、ブリーダーの努力により、近年では改善が見られる。またボイスレスキャットと呼ばれるほど鳴き声を上げることが少なく、性質も大人しいが、ほっそりした短毛種であるため、運動量は多く、遊び好きである。体臭や口臭もほとんどなく、毛並み等のケアにもさほど手がかからない為、飼いやすい猫種のうちの一つと言える。性格や健康状態の安定した猫を手に入れるには、よい環境で人間の手が十分にかけられているものを選び、またロシアンブルーに限らず、どの猫種でも3ヶ月齢以上親猫と過ごすことが望ましい。日本での人気は高く、爆発的なブームを迎えたことこそないが、人気ランキングでは常に上位にいると言ってよい。

― 引用 ― 「ロシアンブルー」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2014年9月20日 (土) 06:22 UTC Wikipedia を参照

ラグドール

ラグドール(Ragdoll)はネコの品種の一つ。長毛種。”Ragdoll”は「ぬいぐるみ」の意味。

概 要

一説には白いペルシャとシールポイントのバーマンの仔がバーミーズと掛け合わされて生まれたと考えられている。アメリカで1965年、イギリスで1983年に登録された、比較的新しい種ではあるが、詳細な出自は不明。 瞳はブルーで基本的に長毛種。胸の前まで長めの被毛に覆われ、その姿はさながらよだれかけを掛けているように写る。模様はポイントがベースになっており、その上に白色が乗る様な形になっているが、ミテッド、バイカラーの場合は幼い時は白色なので後からポイントが表現されるように見える。模様の種類はポイント・ミテッド・バイカラー(血統書団体によりトーティ、ヴァンバイカラーも存在する。)がある。毛色はシール(こげ茶)・ブルー(灰色)が多いがチョコレート(薄いこげ茶)、ライラック(薄い灰色)、レッド(茶)、クリーム(クリーム色)、フォーン、シナモンなどがある。また、ミテッドとバイカラーの模様に縦縞が混ざるリンクスも存在する。掲載画像のラグドールはブルーポイント。 完全に成長するまでには約4年を要し、大型種(現在中型種に分類)だが、10kg前後まで成長するのは稀で、現在はメスで4.0kg-6.0kg、オスで4.5kg-7kg位にまで成長するものが一般的である。

性 格

非常におおらかで、抱きかかえられることも好む事から名称のぬいぐるみが連想されるに至った。人間の子供などに対して寛容に接する懐の深さをもち、鳴き声も静か。比較的帰巣本能が強いため、譲渡や引越しには神経質になる可能性がある。

― 引用 ― 「ラグドール」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2014年1月29日 (水) 05:40 UTC Wikipedia を参照

ペルシャ

ペルシャ(英:Persian)は、ネコの品種の一つ。ペルシャ猫。16世紀後半イタリアに渡来。 長毛種の代表的な品種で、古くからショーキャットとして認められる品種の一つである。

概 要

長く密集した被毛、ずんぐりした体つき、短い足、離れた両目の幅広の顔といった特徴をもつ。横顔は額、鼻、あごが一直線に並び、起伏の少ない低い鼻(ピークフェイス)を有する。現在では極端に短くなりすぎた猫も多く、健康上の問題を引き起こすこともある。色とパターンは、ポイントを除くすべてが認められる。多発性嚢胞腎・歯肉炎にかかりやすい、平均寿命は15-20歳。

歴 史

はっきりとした起源は不明だが、16世紀にはすでにトルコのアンカラを経てイタリアへ渡った長毛種のネコがおり、このネコがペルシャ、あるいはターキッシュアンゴラの祖先であるターキーであると考えられている。1871年にイギリスで初めて開催されたキャットショーにおいてブラック、ブルー、ホワイトのペルシャが出頭されるなど、キャットショーにおける歴史は古く、また出頭数も非常に多い。 19世紀の終わりにイギリスからアメリカへと渡り、特徴的な容姿はブリーダーの注目を集め、議論を重ねつつ交配、改良が行われた結果、現在ではショーにおいて最も見かけられることの多い品種となるまで広く受け入れられるものとなった。

性 格

非常に温和な性格で、わがままを言ったり、神経質になる事もあまりない。高い場所へ登ったり、大きな声で鳴くことも少なく、発情期のオスであっても声を上げないことすらあるほどである。

― 引用 ― 「ペルシャ (ネコ)」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2015年7月12日 (日) 12:33 UTC Wikipedia を参照

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャット(英:Norwegian Forest Cat / 諾:Norsk skogkatt)は、ネコの品種のひとつである。原産はノルウェー、スカンディナヴィア半島を中心とした北ヨーロッパで、非常に寒冷な気候にも適応する長毛種。

概 要

ノルウェーでは、このネコはよく知られた存在で、スコグカッテル“Skogkatter”もしくはスコウカッテル“Skaukatter”と呼ばれている。(“skog”と“skau”はどちらも「森」に対する言葉で、ノルウェーの方言によって語の形が異なる) また、このネコについてよく知る人は特性からノシュク・スコグカット“Norsk Skogkatt”(文字通り、ノルウェーの森林ネコ)と呼ぶ。 ノルウェージャンフォレストキャットは原産地域の寒冷気候への自然適合として起こった非常に古い種類の猫であり、彼らはメインクーンと長毛種のマン島の猫の先祖である、人間がトルコから運んできたターキッシュアンゴラと地元のショートヘアーの交配により誕生した、等の説がある。

歴 史

神話に登場するネコの伝説として、雷神トールでさえ持ち上げる事のできなかったネコの話や、女神フレイヤが車を牽かせるために二頭のネコを用いた話があり、これらのモチーフとして考えられているのがノルウェージャンフォレストキャットである。どちらも体躯の大きさをモチーフとしているように、ノルウェーの厳しい寒さの中で生きていくために厚い被毛を持つ大きな身体へと発達した。雪原を歩くために指の間にタフトを蓄え、これらはかんじきのような役割を果たす。

ノルウェーで広く愛されていたノルウェージャンフォレストキャットではあったが、1930年代までは品種としての認識ではなく、普通の飼い猫という認識であった。 少数のスコウキャッターにより、ドイツのショーに出陣されるなどされていたが、その後第二次世界大戦を契機とし、小規模であったノルウェーのキャットショー業界では頭数の減少が問題となった。 これをうけて1970年代に頭数の確保に対する意識が高まり、1979年にアメリカへ渡り、1984年に正式に品種として公認されて世界へ向けて発信されるものとなった。

性 格

ノルウェージャンフォレストキャットは、メインクーンの様に知的で強く、お茶目な品種である。 寒冷な環境によく適し、高貴なハンターの面を持つ。 また、屋外を非常に好み、人とじゃれあうことをとても楽しむ。 他の飼い猫と交流を持つと、ときどきそこへ行く。とても忍耐強く、簡単な圧迫に屈さない。ただし寂しがり屋の側面も持つため、長時間の外出などには注意を払う必要がある。 屋外の彼らは木によじ登ぼることで高い視点から周囲を理解するが、木に登ること自体も楽しむ。また、屋内においては、本棚や家電製品などの高いところに上ることに得てして興味を示し、こうした屋内での行為は、野性の名残であり、また、家の中での自身の地位をアピールするためのものと考えられている。

― 引用 ― 「ノルウェージャンフォレストキャット」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2015年7月22日 (水) 16:44 UTC Wikipedia を参照

マンチカン

マンチカン (Munchkin) は、北アメリカに起源を有する猫の一品種。マンチキンと呼ばれることもある。犬種のダックスフントやコーギーを思わせるその全体像、そして何よりもその短い脚を特色とする。この猫は、その特殊性から長年にわたり論争の的となってきた。

歴 史

マンチカンという猫種それ自体の歴史は他猫種に比すれば浅いものの、突然変異体としての「短足猫」の存在は古くから確認されてきた。20世紀の記録としては、イギリスのある獣医による極めて健康的な個体の発見(1944年)、ソビエト連邦のスターリングラードにおける発見(1956年)、米国のニューイングランドにおける発見(1970年)、そしてこの品種の直接の起源にあたる、1980年代における米国ルイジアナ州での発見の報告などが挙げられる。

その本格的な繁殖が始まったのは、1983年に米国ルイジアナ州で突然変異の短足猫が発見されてからのことであった。トラックの下で暮らしていたところを保護されるに至ったその猫は、それから様々な研究の対象とされ、遺伝学上の検査の結果において健康体であることが確かめられた。そしてこれと通常の脚を有する個体との交配が試みられたところ、同様の短い脚を持つ子猫が誕生したのである。

やがてブリーダーの主導によるこの突然変異体を用いた異種交配の計画が始動。これは論争を巻き起こした。その骨子は、これを積極的に肯定する陣営と、遺伝的な異常であるからして公認は避けられるべきとする陣営との衝突であった。

そうして1980年代から北アメリカの地にて繁殖が続けられた末に、1995年、ザ・インターナショナル・キャット・アソシエーション (The International Cat Association; TICA) から新種として認定された。

特 色

ブルース・フォーグルは、「普通の猫と根本的に異なった構造を持つ猫であることは否定できない」とする。その名の由来は「短縮」を意味する英語の同一語句にあり、最も顕著なる特色はその短い四肢である。

この目立って短いマンチカンの脚は、常染色体に自然発生的に現出した優性突然変異によって生まれたものである。

この脚の短さが日常生活に支障を及ぼすことはない。普通の猫のように跳躍することができ、木に登ることもできる。ただ後ろ脚の短さからその跳躍力は制限される。同様の短脚を持つダックスフントという犬種は背の骨格に問題を抱えているが、この猫種における同様の問題の存在を示唆する証拠は挙がっていない。初期の頃には研究方面からの脊椎の構造的な欠陥を指摘する声があり、それは1995年の初公認までに10年以上の時を要した背景でもあったが、最終的には否定された。

その交配の歴史においてありとあらゆる猫種を相手にしてきたため、頭の形から被毛の色まであらゆる種類のものが存在している。ペルシャと交配させているブリーダーもいれば、シャムやアビシニアンとの掛け合わせを行っているブリーダーもおり、更にはデボンレックスのような縮れ毛や、アメリカンカールのような屈曲した耳を持つマンチカンの作出の事例も報告されている。

体長より少しばかり短い、動作豊かな尻尾を持つ。片足をもう一方の足と同じ直線上に置きつつ、尻尾を直立させたうえで腰を振りながら歩くという、ファッションショーにおけるファッションモデルのいわゆる「キャットウォーク」を想起させるような風変わりな歩き方をする。その外観上の愛らしさが好評を博すに至っている。

― 引用 ― 「マンチカン」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2013年8月5日 (月) 08:59 UTC Wikipedia を参照

メインクーン

メインクーン(Maine Coon)は、イエネコの中でも大きな品種のひとつであり「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」という愛称を持つ身体的な特徴と、その賢さと遊び好きなことでも知られている。

一般的にニューイングランド地方メイン州が原産とされておりメイン州公認の「州猫」として認定されている。アメリカにおける最古、最大の品種であり、身体の模様や狩りの習性がアライグマ(ラクーン)に似ていることから命名されたが、実際にはアメリカ合衆国(アメリカ)の農場にいた猫と、船員により欧州から連れて来られた長毛種の猫の子孫と考えられている。

概 要

メインクーンの本当の起源とアメリカで知られるようになった時期は不明であるが、諸説がある。このブリードは1800年代後半にキャットショーで人気があったが、20世紀に入り海外のロングヘア種が入ってくるようになるとその存在が危ぶまれた。メインクーンはその後人気を取り戻し、キャット・ファンシアーズ・アソシエーション(Cat Fanciers’ Association、CFA)によると、現在[いつ?]では世界で二番目に人気のブリードである。

― 引用 ― 「メインクーン」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2015年5月2日 (土) 22:03 UTC Wikipedia を参照

ヒマラヤン

ヒマラヤン(英:Himalayan)は、北アメリカとイギリスを原産国とするネコの一種。1924年ペルシャとシャムの異種交配により作られた。

概 要

色模様が、ヒマラヤウサギに似ているので、ヒマラヤンと名付けられたとされる。長毛種で目の色はブルーの一色。ブルー・ライラック・シール・チョコレート・フレーム・クリームなどの毛色が存在する。

歴 史

ヒマラヤンの歴史はスウェーデンの研究者がペルシャにポインテッドの特性を付加させようと考えた事に端を発する。1930年代にはその研究がイギリス、アメリカに引き継がれ、1935年にアメリカでペルシャとシャムの交配からポインテッドの特性を持ちつつ、ペルシャの面影を残す個体の開発に初めて成功した。デビュタントと名づけられたこの固体がヒマラヤンの原型である。デビュタントは現在のヒマラヤンの体形よりシャムのそれに近く、ヒマラヤンとしてチャンピオンシップの称号を得るまでイギリスで1955年、アメリカで1957年と誕生後もまだしばらくの時間を要した。

性 格

ペルシャの温和な性格を強く引き継ぎ、もの静かで、わがままや神経質なそぶりを見せることもあまりない。高いところに登ったり、大きな声で鳴くようなこともほとんどない。

― 引用 ― 「ヒマラヤン」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2013年8月13日 (火) 15:18 UTC Wikipedia を参照