ペルシャ

ペルシャ(英:Persian)は、ネコの品種の一つ。ペルシャ猫。16世紀後半イタリアに渡来。 長毛種の代表的な品種で、古くからショーキャットとして認められる品種の一つである。

概 要

長く密集した被毛、ずんぐりした体つき、短い足、離れた両目の幅広の顔といった特徴をもつ。横顔は額、鼻、あごが一直線に並び、起伏の少ない低い鼻(ピークフェイス)を有する。現在では極端に短くなりすぎた猫も多く、健康上の問題を引き起こすこともある。色とパターンは、ポイントを除くすべてが認められる。多発性嚢胞腎・歯肉炎にかかりやすい、平均寿命は15-20歳。

歴 史

はっきりとした起源は不明だが、16世紀にはすでにトルコのアンカラを経てイタリアへ渡った長毛種のネコがおり、このネコがペルシャ、あるいはターキッシュアンゴラの祖先であるターキーであると考えられている。1871年にイギリスで初めて開催されたキャットショーにおいてブラック、ブルー、ホワイトのペルシャが出頭されるなど、キャットショーにおける歴史は古く、また出頭数も非常に多い。 19世紀の終わりにイギリスからアメリカへと渡り、特徴的な容姿はブリーダーの注目を集め、議論を重ねつつ交配、改良が行われた結果、現在ではショーにおいて最も見かけられることの多い品種となるまで広く受け入れられるものとなった。

性 格

非常に温和な性格で、わがままを言ったり、神経質になる事もあまりない。高い場所へ登ったり、大きな声で鳴くことも少なく、発情期のオスであっても声を上げないことすらあるほどである。

― 引用 ― 「ペルシャ (ネコ)」
『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より
2015年7月12日 (日) 12:33 UTC Wikipedia を参照